防犯カメラ・監視カメラのネットワーク機能ご利用に関するご注意
防犯カメラ・監視カメラにつきまして、2016年2月にインターネットを利用した防犯カメラ (ネットワークカメラ・IPカメラ)及びネットワーク機能を搭載した監視用デジタルレコーダーの映像の一部が、パスワードを未設定又は初期設定のまま運用していたこと等により、インターネット上の特定サイトにおいて自由に閲覧できるという事実が報道されました。ネットワークを利用するということは第三者による意図しないアクセスをされる恐れがあり、また、このようなネットワークカメラ映像を参考に犯罪を敢行しようとする者の出現も危惧されています。
高速ブロードバンドの普及とスマートフォンやタブレット等の便利なスマートデバイスが増えたことで、昨今、ネットワークカメラやネットワーク機能搭載監視用デジタルレコーダーを設置し、所有者がインターネット経由で別の場所からいつでも、どこからでも気軽に遠隔監視を行えるようにしているケースが増えています。
防犯カメラ・監視カメラのネットワーク機能は遠隔地から機器にアクセスすることで現地の様子を常に確認したり、監視を手軽に行うことができ、大変便利な機能ですが、使い方によっては第三者からの意図しないアクセスにより、プライバシーや肖像権の侵害、情報漏えいなどが起こる恐れもあります。
その為、ネットワーク防犯カメラ(ネットワークカメラ・IPカメラ)やネットワーク機能を搭載した監視用デジタルレコーダーを設置、運用する際には、以下の点に留意して下さい。
★パスワード機能を有してる防犯カメラには必ずパスワードを設定すること。
★初期設定(デフォルト)のパスワードは使用せず必ず変更すること。
★パスワードは誕生日や電話番号などから容易に類推できるものは使わないこと。
★定期的にパスワードを変更すること。
★防犯カメラの管理責任者を明確にしてパスワード管理を徹底すること。
★外部公開時、初期ポートを使用しない等の工夫をすること。
特に工場出荷時のユーザー名、パスワードを削除せずに使用している場合は、工場出荷時のユーザー名、パスワードは広く公開されていますので大変危険です。容易に推測されない文字と数字を組み合わせてユーザー名・パスワードを設定し、また、ユーザー名・パスワードは定期的に変更するように心懸けてください。
なお、ネットワーク機能を利用しない(インターネット接続しない)場合、防犯カメラ映像が流出することはありませんのでご安心下さい。
有限会社 ワイケー無線