ネットワークカメラ・IPカメラについて | 秋葉原の防犯カメラ・監視カメラ専門店 ワイケー無線

ネットワークカメラ・IPカメラ・WEBカメラと様々な呼ばれ方がありますが、ネットワークカメラ・IPカメラ・WEBカメラ(以下ネットワークカメラ)
どれも映像配信の為のWEBサーバーを内蔵したカメラです。
カメラとコンピューターが一体化したものとも言え、ネットワーク環境さえあれば単独で機能します。
※WEBカメラの場合、カメラを動かすためにUSBやIEEE1394ポートを使ってPCにつなげる必要がある(WEBサーバー非内蔵)製品を指す場合があります。

ネットワークカメラを設置する事で、設置場所の映像をIPネットワーク(インターネット)を通じて送信し、
インターネット環境がある場所であれば、どんなに遠方からでも映像を見たり、録画したり、
バックアップ等の管理を行う事が可能になります。

ネットワーク・IPカメラで簡単に遠隔地の様子をモニター

ネットワークカメラの映像を見る場合、ほとんどの製品がインターネットブラウザ上からモニタリングする事が出来るので、
面倒な専用ソフトウェアのインストール作業や設定作業をせずに簡単にモニタリングが出来ます。
※ソフトウェアはブラウザ上での自動インストールになります。

また、映像を配信するだけでなく、様々な機能を搭載した製品があります。
100万画素以上のイメージセンサーを搭載したメガピクセルカメラではフルHD/HDの高精細映像での監視が可能であったり、
遠隔地から設置場所のカメラを操作(パン・チルト・ズーム)して、リアルタイムで見たい場所を見たり、
画面上の動きを検知して電子メールで異常を通知したり、設置場所周囲の音声をモニタリングしたり、デジタル入出力により、
警報を発したり、明りを付けたりする事が出来たりと、機能性の高さからネットワークカメラ設置場所の確認作業だけでなく、
防犯用途としてもご活用いただく事が出来ます。

このようにネットワークカメラを使用する事で遠方の店舗内を確認したり、工場の稼働状況の確認や出入り口や
駐車場の混雑状況の確認、ご旅行の際、ご自宅の様子を確認したりと、ネットワークカメラ設置場所の様子を
細かに確認する事が出来るので、高速ブロードバンド回線が普及した昨今では、非常に有効な監視カメラとも言えます。

ネットワークカメラを導入する場合、必要となる環境、機器は下記の通りになります。

ネットワークカメラ設置場所
1、ブロードバンド回線
2、ブロードバンドルーター・スイッチングHUB/POE給電HUB(ポート数が足りない場合やPOE給電を使用する場合)
3、ネットワークカメラ本体
4、設定時のパソコン(初回設定が終わった後は、パソコンの常設は不要です)
5、固定IPアドレス又はダイナミックDNSサーバーの利用

ネットワークカメラ映像を見る場所
1、ブロードバンド回線
2、パソコン又は対応携帯電話等
3、モニタリングソフト(通常、インターネットブラウザ上から自動インストール)

ネットワークカメラ・IPカメラシステム構成

上画像は基本的なネットワークカメラ設置構成例です。
ネットワークカメラを1台設置し、ルーター経由でモデムへ接続し、インターネットへと接続されています。
外部からはインターネット経由で固定IPアドレス又はダイナミックDNS経由でアクセスする事で、
ネットワークカメラの映像を遠隔地からモニタリングする事が可能となります。
ただし、ネットワークカメラを接続しただけの状態ではネットワークカメラの映像を外部に出す事が出来ず、
外部からのアクセスに対してもルーターがアクセスを拒否する状態になっています。
その為、外部とのデータ送受信(アクセス)が出来るように、ポートを開放してあげる作業が必要になります。
ポート開放の設定はアドレス変換ポートフォワーディング等と呼ばれており、ルーター設定画面から行う事が出来ます。
UPnP対応のネットワークカメラとルーターでは、自動でポート開放の設定を行う事も可能です。

また、ネットワークカメラをインターネット経由でモニタリングする場合、ネットワークカメラ設置場所で固定IPアドレスを取得するか、
ダイナミックDNSサーバーを利用する必要があります。
インターネットに接続する場合、モデムにはプロバイダから一時的にインターネット上で仮の住所の役割を果たす
グローバルIPアドレスが貸与されます。
しかし、グローバルIPアドレスは、通常の契約内容では接続するごとに変わってしまう場合がほとんどです。
ネットワークカメラでは外部から、その住所であるIPアドレスへアクセスする事になりますが、頻繁に住所が変わってしまっては
安定した運用が望めません。その為、プロバイダから接続毎に変わらないIPアドレスである固定IPアドレスを取得するか、
IPアドレスが変わってしまっても、常に同じ場所へ案内してくれる役割を果たすダイナミックDNSサーバーを利用する必要があります。
ダイナミックDNSサーバーの一部を除き、どちらも多少の月額費用が発生する為、ネットワークカメラを運用する場合は多少の
ランニングコストが掛かってしまいますが、その便利さを考えた場合、大きな問題ではないと思います。

また、大規模なネットワーク監視カメラシステムの構築ともなると、色々な問題や難しい設定が必要となる場合がありますが、
基本的な必要機器と環境、設定作業は上記の方法のみとなります。
ネットワークカメラの設置には多少の設定作業が必要とはなりますが、今あるネットワーク環境を活かした
リアルタイム監視パフォーマンスを充実させたい場合は導入をご検討いただくのも良いと思います。
ワイケー無線ではお客様のプランに合った最適なネットワークカメラ監視システムのご提案、ご構築も行いますのでお気軽にご相談下さい。

また、ネットワークカメラ専用の録画装置であるネットワークビデオレコーダーや通常の防犯・監視カメラをネットワーク配信させる
WEBサーバー機能搭載の監視用デジタルレコーダーやネットワークビデオサーバー等もお取り扱いしておりますので、
ネットワーク経由による監視を行いたい場合はそちらもご検討下さい。

ネットワークビデオレコーダー:ネットワークカメラ・IPカメラを一括で録画したい場合
ネットワークビデオサーバー:通常の防犯・監視カメラ映像をネットワーク経由でモニタリングしたい場合
監視用デジタルレコーダー:通常の防犯・監視カメラ映像を録画及びネットワーク経由でモニタリングや管理したい場合