防犯カメラシステムFAQ

防犯カメラシステムFAQ

防犯カメラ・監視カメラは導入までに大変なイメージでとらわれがちですが、昨今の製品は簡単に接続ができるモデルも多く、また価格も安価になものが増え、ご家庭で使われているテレビ・ビデオを接続する感覚で一般のお客様でも簡単に設置することができるようになりました。しかし、簡単に設置できるからと言って安易に防犯カメラを選択すると、暗すぎて映らなかったり、目的とした対象物が黒つぶれしてしまっていたり、思ったような映像が撮れず、失敗してしまうこともあります。また、録画装置に関しても、その性能差が様々です。設置環境、設置目的に合わせた防犯カメラ、録画装置の選定・システムの構築が出来るよう簡単なノウハウを以下にご紹介致します。
もちろん、ご不明な点やご相談がございましたら電子メール又はお電話にてお気軽にお問い合わせ下さい。
お問い合わせフォームはこちらへ お電話でのお問い合わせは「TEL03-3253-7219」までどうぞ

防犯カメラ・監視カメラシステムの違いについて

現在、防犯カメラ・監視カメラには大きく分けて4つのカメラシステムがあります。
  • アナログ防犯・監視カメラシステム

    ・カメラの解像度:25万画素~52万画素
    ・録画解像度:320×240、720×240、720×480、960×480

    信号方式にNTSC方式を採用した現在もっとも普及率の高い防犯・監視カメラシステムです。カメラの解像度は25万画素から52万画素程度となっており、地上波アナログテレビ放送と同等画質になり、昨今ではアナログ防犯カメラと呼ばれています。配線には3C-2Vや5C-2V等の同軸ケーブルを用い、防犯カメラ用ケーブルのDCVケーブル等も使用されており、配線の対応幅、安定性にも優れています。アナログ防犯カメラは低解像度の為、ハイビジョン全盛期の昨今では画質に物足りなさがありますが、撮影ポイントをしっかりと押さえることが出来れば十分証拠能力を得ることができます。低価格で導入ができ、20年以上の長い実績がある為、ラインナップも豊富で優れた安定性を誇ります。

  • HD-CCTV/HD-SDI防犯・監視カメラシステム

    ・カメラの解像度:200万画素~220万画素
    ・録画解像度:1280×720、1920×1,080

    放送業務用規格でフルハイビジョン非圧縮デジタル信号を高品位伝送することができるHD-SDI方式を採用したカメラシステムです。カメラの解像度は200万画素以上の高解像度になり、アナログ防犯カメラの4~6倍の解像度で撮影できる為、アナログ防犯カメラでは識別出来なかった細かな物まで識別することが可能になります。本システムはHD-CCTVやHD-SDI防犯・監視カメラシステムと呼ばれています。配線には5C-FBが推奨されていますが、5C-2Vや3C-2Vでも短い距離であれば利用は可能です。但し、非圧縮でデジタル信号を伝送する為、使用ケーブルや配線距離に注意が必要です。新規で配線する場合には5C-FB使用すれば特に問題はありませんが、アナログ防犯カメラからのリプレース(機器の入れ替え)の際に既設ケーブルをそのまま使用したい場合は、利用可能かどうかの調査が必要になります。また、弊社でご用意しております専用の映像・電源ケーブルでしたら問題なくご使用いただくことができます。

    HD-CCTV/HD-SDI防犯・監視カメラシステムについて詳しくはこちらのページをご覧下さい。

  • HDCVI防犯・監視カメラシステム

    ・カメラの解像度:100万画素~130万画素
    ・録画解像度:1280×720

    中国のCCTVメーカーが開発した信号方式HDCVIを採用したカメラシステムです。カメラの解像度は130万画素となり、アナログ防犯カメラの2倍~4倍の高解像度で撮影することができます。HD-SDI方式と違って純粋なデジタル信号ではない為、アナログ防犯カメラ以上の画質を持ちますが、HD-SDIカメラに比べると画質は劣ります。反面、アナログ防犯カメラシステムと同様のケーブルがそのまま利用出来る為、既設の同軸ケーブルや防犯カメラ用ケーブルのDCVケーブルをそのまま使用してアナログ映像からハイビジョン映像に切り替えたい場合に大変お奨めのシステムです。本システムはHDCVI防犯・監視カメラシステムと呼ばれています。

    HDCVI防犯・監視カメラシステムについて詳しくはこちらのページをご覧下さい。

  • ネットワーク・IP防犯・監視カメラシステム

    ・カメラの解像度:30万画素~5メガピクセル(500万画素)
    ・録画解像度:30万画素~5メガピクセル(カメラ依存/NVRの性能による)

    カメラ本体にウェブサーバーを内蔵し、ネットワークを通じて映像を見ることができるネットワークカメラ・IPカメラを用いたカメラシステムです。カメラの解像度は30万画素~フルHD、3M、5Mと超高解像度撮影が可能なモデルがあります。運用方法としてはカメラごとにIPアドレスを割り当て、インターネットやLANを利用してローカルエリア内や遠隔地からライブ映像による監視モニタリングや録画、機器の管理を行うことができます。簡易的に録画する場合にはPCや本体にSDカードを挿入して録画を行うことも出来ますが、本格的な監視録画を行う場合にはNVR(ネットワークビデオレコーダー)が必要になります。配線はLANケーブルを用い、PoE対応モデルの場合はPoE給電HUBを用意することでLANケーブル1本での配線が可能となり、配線自体はアナログ/HD-SDI防犯カメラよりも容易となる場合もあります。またネットワーク機器の為、機器増設も比較的容易であり、様々なシステムとの将来的に拡張が期待できるメリットもあります。反面、ネットワーク設計が必要となりますので、ある程度の規模以上になるとネットワークの知識は不可欠となる為、導入難易度は高めです。

    ネットワーク・IP防犯・監視カメラシステムについて詳しくはこちらのページをご覧下さい。

こちらのページではアナログ防犯・監視カメラシステムを元にカメラの機能解説をさせていただいておりますが、カメラの機能は他のシステムでも同様な為、ご参考になさって下さい。

防犯カメラ・監視カメラの選定

防犯カメラを設置したいけど、どんなカメラを選べば良いの?
防犯カメラを設置したいけど、どんなカメラを選べば良いのかわからない・・・。
そんな方でもご安心下さい。以下にそれぞれの環境に合わせたカメラをいくつかご紹介致します。
この他に様々なカメラをお取扱い致しておりますので、お気軽にご相談下さい。

屋内用小型カメラ 屋内用小型カメラ
カメラ本体が小型の為、設置場所の自由度が高く、カメラの存在を知られたくない場合にお奨めです。カメラを目立たず設置して証拠撮りをしたり商品陳列の下など監視しにくいところに適します。
お奨め設置場所:オフィス、ショップ、一般家庭等
屋内用防犯カメラ 屋内用防犯カメラ
視覚で確認できるため、設置してあるだけで防犯効果を得られます。カメラを設置してある事を意識付けさせ、なおかつ高性能なカメラが多いので充実した監視が可能になります。屋外に設置する場合は、カメラ用ハウジングケースが必要になります。
お奨め設置場所:オフィス、ショップ、エントランス等
ドーム型監視カメラ ドーム型監視カメラ
ドーム型は相手に不快感を与えにくい形状なので景観を損ないにくい効果があります。カメラのレンズ部分が外から見づらいので監視範囲がわかりにくく、死角スペースにも防犯効果を与える効果が得られます。
お奨め設置場所:オフィス、ショップ、一般家庭、エレベータ、エントランス等
カモフラージュ型監視カメラ カモフラージュ型監視カメラ
カメラを火災報知機やスピーカー等に組み込んだカモフラージュカメラは、相手にカメラが設置してある事を知られずに監視が可能です。カメラを堂々と設置したくない場合や気付かれずに監視したい場合に使用します。
お奨め設置場所:オフィス、ショップ、エントランス等
屋外用防犯カメラ 屋外用防犯カメラ
防滴・防雨型の屋外設置に対応したカメラです。赤外線内蔵モデルや高感度モデルが多く、夜間撮影に対応したカメラがほとんどです。駐車場や玄関先などに簡単に設置でき、カメラの設置を意識させる防犯威嚇効果も得られます。
お奨め場所:玄関先、駐車場、屋外全般

防犯カメラ・監視カメラの様々な機能について

カラーと白黒の違いや、フリッカレス、逆光補正等の機能の役割等、
ご質問いただく事が多い機能の役割についてご説明致します。
  • カラーカメラ/白黒カメラ/Day&Night(デイナイト)カメラ
    【カラーカメラ】
    カラーカメラは色がでるので見た目が鮮やかになり、衣服の色等もハッキリするので証拠取りに適します 。しかし、通常のカラーカメラはある程度薄暗い程度の場所ならば撮影が可能ですが、明かりが少ない暗所での撮影が主となる場合は高感度カメラや赤外線内蔵カメラ、白黒カメラなどが適しています。

    【白黒カメラ】
    白黒カメラはカラーカメラに比べて色が出ない分、物足りなさを感じてしまうかも知れません。
    明るい場所では色彩鮮やかなカラーカメラがお奨めですが、白黒カメラは感度が高いモデルが多い為、暗所での撮影の場合は白黒カメラはお奨めです。
    カラー 白黒
    カラー映像 白黒映像

    【Day&Nightカメラ/デイナイトカメラ】
    本来、Day&Nightカメラは昼はカラー撮影、夜間はIR(赤外線)カットフィルターを外して感度を上げた高感度白黒撮影を行うカメラの事を言います。昨今では赤外線内蔵タイプの防犯カメラが増え、ローコスト化を図る為に始めからIRカットフィルターを外してあるカメラが多く発売されており、これらもDay&Nightカメラと呼ばれているようなっています。どちらも夜間の白黒撮影の性能には影響はありませんが、常時IRカットフィルターを外してあるカメラはカラー撮影時に若干カラーの鮮明度が落ちてしまいます。
    なお、赤外線非搭載モデルでも昼はカラーで撮影を行い、暗くなると白黒撮影に切換え、感度を上げて撮影を可能にするカメラもあり、これらも総じてDay&Nightと呼ばれています。

    IRカットフィルターとは、レンズとCCD等のイメージセンサーの間に取り付けられている光学ガラスで、赤外線を除去し、人間が見慣れたカラー映像(的確な色彩)を表示するために装着されます。
    常時IRカットフィルターを外している場合は、的確な色彩を表示出来ず、若干不自然なカラーになってしまう場合があります。(下画像参照)
    IRカットフィルター有り・無しの比較
    上画像左側は赤外線対応IRカットフィルターを外しているタイプの赤外線対応のカラーカメラで、右側は赤外線非対応のカラーカメラです。若干ですが、右側の方が色彩が鮮やかになります。
    なお、ワイケー無線サイトではIRカットフィルターを自動で外すモデルには「DAY&NIGHT」表示の下に 「ICR」(Infrared Cut Filter Removable)のアイコンを表示させていただいておりますのでご参考下さい。
  • 赤外線照射機能(略語:IR)
    昨今、屋外用防犯カメラ等には赤外線を内蔵し、明るいときはカラー撮影、暗くなると白黒撮影に切り換えて撮影をする赤外線内蔵の防犯カメラが多く発売されています。赤外線を使用する事により、肉眼では見えない明かりを照射し、真っ暗闇でも赤外線照射範囲内であれば、まるで照明をつけているかのように明るく撮影ができます。なお、赤外線を利用する際、以下の点に注意する必要があります。

    【赤外線LED発光部分はぼんやり赤く光る】
    通常、赤外線自体の明かりは肉眼では見えませんが、LED発光部分はぼんやり赤く光ります。
    カメラを目立たせたい場合は威嚇効果にもなりますが、逆にカメラを目立たないように設置して監視したい場合、夜間暗闇ではLED発光部分が赤く光ってしまい、カメラの存在を相手に知らせる羽目になる場合もあるので注意が必要です。
    ぼんやり赤く光る
    赤外線LED部分
    ぼんやり赤く光る赤外線LED部分
    対応策としては「赤外線波長940nm」を使用している不可視型赤外線LEDを搭載した赤外線投光器や赤外線内蔵の防犯カメラを使用する事により、赤外線LED発光部分を光らせない可能です。赤外線波長が940nmの赤外線LEDはLED自体が赤く光らない為、完全に肉眼では見えない不可視となります。但し、赤外線波長940nmは波長が高為、赤外線照射距離が赤外線波長850nmの通常の赤外線LEDに比べて弱く、また赤外線感度の低いCCDカメラと組み合わせた場合に思ったほど効果を発揮しない(明るくならない)事がある為、赤外線感度の高いカメラと組み合わせる必要があります。
  • フリッカレス機能(略語:FL)
    電源周波数が50Hzの地域(東日本)では、蛍光灯などの下で撮影すると画面のチラツキが発生し見づらくなります。(フリッカ現象)フリッカレス機能があるモデルや、シャッタースピードを1/100に固定できるモデル、オートアイリスレンズを使用するとチラツキを防ぐことができます。蛍光灯を大量に設置してある店舗やオフィスなどではフリッカレス機能搭載の防犯カメラを導入する事をお奨めします。
    50Hz地区・60Hz地区
    50Hz地域  60Hz地域
    新潟県・群馬県・山梨県
    静岡県富士川以東

    ※新潟県の一部大口受電社の中に60Hzがあります
    富山県・長野県
    静岡県富士川以西

    ※長野県の一部市町村に50Hzが混在しています

  • 逆光補正機能(略語:BLC)
    逆光状態では、カメラの露出が明るい方に合うため、肝心の被写体が暗くなってしまいます。
    逆光の状態でも適正露出で撮影できるように補正する機能を逆光補正機能と言います。
    補正後、被写体は明るくなりますが、被写体背面が少し白っぽくなってしまう場合があります。
    適正時 逆光時
    適正時 逆光時
  • ワイドダイナミックレンジ(略語:WDR))
    逆光補正機能と同じく逆光下でもはっきり見える様にする機能です。逆光補正と違い、電子シャッターでシャッター速度を変えて、高速シャッターと低速シャッターで撮像した2つの画像を合成して取り出すことで、暗いところは暗く、明るいところは明るくして、暗いところも明るいところも両方見やすくします。逆光補正機能に比べると補正能力が高く、明暗差の激しい場所への防犯カメラ設置の際、大変役立つ機能です。D-WDRと言ってデジタル処理を行ったものもあります。
    WDR発動時 通常時
    適正時 逆光時
  • デジタル・ノイズ・リダクション(略語:DNR)
    通常、防犯カメラ等で夜間・暗視撮影を行なうと自動的に感度を上げる事でノイズも増えてしまいます。これはAGC(オートゲインコントロール)機能によって電気的に明るさを増幅している為にノイズも一緒に増幅されてしまう現象です。ノイズを出さない為にはAGCをOFFにする事で回避が可能ですが、そうなると夜間・暗視撮影時の感度が低くなってしまいます。DNR(デジタル・ノイズ・リダクション)機能を搭載したカメラの場合、そのノイズを極限まで減少させ、夜間・暗視撮影が可能となりますので、低照度撮影時に大変有効な機能となります。また、ノイズの少ない映像は視覚的に見やすいだけではなく、監視用デジタルレコーダーなどで録画する際、データのサイズが小さくなります。
    DNR機能を搭載していないカメラの映像を録画した場合と比較して長時間録画が可能となります。
    ※低照度撮影時のノイズも映像データとなってしまう為、ノイズが少なければデータ容量が少なくなります。
    DNR機能を搭載していない防犯カメラ DNR機能を搭載した防犯カメラ
    デジタル・ノイズ・リダクション OFF  デジタル・ノイズ・リダクション ON 
  • デジタルスローシャッター(略語:DSS)
    電子感度アップや蓄積型等と言われる事もありますが、機能としては撮像素子の蓄積時間を通常より長くしたり、映像信号をフレーム、 またはフィールド単位で画像メモリー上に加算して高感度化を図る機能のことを言います。微量の明りを大幅に増幅させて撮影を行える為、赤外線投光器を使用した防犯カメラによる監視と比べて全体的に明るく監視が可能となりますが、シャッタースピードを落として撮影を行う為、感度を上げすぎると動きの速い被写体では残像が残る場合があります。
  • 防水規格IP66やIP67の表示について
    IEC(国際電気標準会議)やJIS(日本工業規格)では電気機器内への異物の侵入に対する保護の等級を定めています。IP○△とは防塵、防水の定められた等級を表す表示です。
    ○は「人体及び固形異物に対する保護」、△は「水の侵入に対する保護」を表しています。
    詳細は「防水規格IP表示について」のページをご覧下さい。

防犯カメラ・監視カメラ製品仕様の見方

大まかなカメラの選定方法はわかったけど、それぞれの仕様の見方がわからない・・・。
以下の具体的な例を元に仕様上の簡単な着目点をご説明致します。
下記製品使用は「型番:WAT-250D」の製品仕様を例にしています。各用語をクリックして下さい。
イメージセンサー 1/3インチCCD
画素数 768(H)×494(V) 38万画素
水平解像度 450TVライン
最低照度 0.1Lux/F1.2
S/N比 50dB(AGC OFF、ガンマ OFF)
電子シャッター EI(1/60~1/100,000秒)
FL(1/100秒)
OFF(1/60秒)
ガンマ補正 0.45
逆光補正機能 搭載
ホワイトバランス 自動/プッシュロック
AGC ON=8~36dB、OFF=8dB
レンズ CSマウント
オートアイリス ビデオ/DCアイリス自動切換
電源 DC12V 150mA
寸法(mm) H36×W35.5×D64
重量 90g
接続端子 映像(BNC-J)

▼ここに説明が表示されます。

監視用録画装置・DVRの選び方

防犯・監視カメラの映像を録画する装置を選定する事は、防犯・監視カメラの選定と同じく重要な要素となります。こちらでは監視用録画装置・DVRを選定する際のポイントをご紹介致します。
  • 監視用録画装置・DVRの映像圧縮
    DVRにおいて現在幅広く利用されている圧縮アルゴリズムは主に3種類あります。
    静止画系M-JPEG、動画系MPEG-4、H.264の3種類です。

    圧縮率の高さはH.264→MPEG-4→M-JPEGの順番となり、H.264とMPEG-4の動画系が高圧縮です。
    M-JPEGの録画品質はH.264、MPEG-4に比べて上回りますが、画像圧縮率ではMPEG-4、H.264に大きく劣ってしまいます。一方、H.264、MPEG-4は、M-JPEGに比べて高圧縮が可能なので同じデータ容量でも長時間の高解像度録画が出来ます。特にH.264は次世代を担う形式であり、圧縮率が非常に高く、実にMPEG-4に対して容量が約半分になる新しい圧縮方式です。

    監視用録画装置では「長時間高画質録画」の必要性が最重要視されます。
    その為、より高画質で、より長時間録画が可能な圧縮方式であるH.264が今後は主流になってきます。
  • 録画解像度
    DVRにて録画を行う際、重要な要素の一つに録画解像度があります。
    監視用録画装置に用いられている録画解像度は主に下記の解像度がほとんどです。
    ・320×240(QVGA)
    ・720×240(HALF D1)
    ・720×480(D1)
    基本的に解像度が高ければ高いほど画質は良くなります。
    画質を重視した録画を行いたい場合は、録画解像度が高いモデルを選定する必要があります。
    身近な例として、DVDに使用される解像度が720×480(D1)サイズ
    ワンセグ放送などで使われる解像度が320×240(QVGA)サイズとなります。

    ご参考までに3つの解像度の表示例をご用意致しました。
    使用カメラは38万画素/水平解像度540TVラインのCCDカメラを使用。
    録画装置はMPEG-4画像圧縮採用モデルを使用。
    704×480(≒720×480)/704×240(≒720×240)/352×240
    3つの解像度で実際に録画を行ったデータを再生し、静止画キャプチャしました。
    画像をクリックするとそれぞれ704×480の解像度に拡大しますので、解像度の違いをご確認下さい。
    DVRの画像圧縮率によっても変わりますが、解像度が低くなるほど画像が粗くなります。
    録画解像度 704×480 参考画像 録画解像度 704×240 参考画像
    ▲704×480の解像度で録画 ▲704×240の解像度で録画
    録画解像度 352×240 参考画像 録画解像度 参考チャート画像
    ▲352×240の解像度で録画 ▲解像度チャート

    また、M-JPEGの録画機器とH.264の録画機器で実際に録画した映像をご用意致しました。
    38万画素カメラの映像を2分配し、同時に録画を行った映像です。
    ローコストモデルではM-JPEGによる録画が多く、中価格帯の製品ではH.264による録画が多くなります。
    録画機器ご選定の際、録画画質は重要な要素となります。比較の上、ご検討頂ければと思います。
    M-JPEGの録画機器 ファイル名:mjpeg-640x224.flv
    録画解像度は最高の640×224、録画画質は最高画質、フレームレートは30fpsで録画を行っています。
    H.264の録画機器 ファイル名:h264-720x480.flv
    録画解像度は最高の720×480、録画画質は最高画質、フレームレートは30fpsで録画を行っています。
    画像圧縮の違い、録画解像度の違いが目に見えてお分かり頂けると思います。
    なお、2画面並べの比較をなさりたい方は録画解像度の違いのページをご覧ください。
    ※動きの速い被写体に横縞模様が出てしまいますが、これはビデオキャプチャー機器の問題により発生しています。通常の再生画面では発生しません。
  • FPS・録画フレームレート・録画フレーム数について
    FPS・録画フレームレート・録画フレーム数と言い方はまちまちではありますが、
    監視用録画装置・DVRにおいて重要な単位を表します。(以下、FPS)

    DVRにおいてFPSは「1秒間に録画可能な映像のコマ数」を表します。
    例えば録画120FPSと表記されていた場合、そのDVRでは1秒間に最大120コマの映像コマ数を
    録画出来る事になります。(※通常、カメラ1台あたり最大30FPSとなります。)
    また、DVRでは基本的に録画を行うカメラの台数分でFPSを分け合う形となります。
    例) 録画120FPSのDVRでカメラを4台録画した場合、カメラ1台あたり30FPSで録画が出来ます。
    なお、カメラ毎に録画FPSを設定出来る製品もあり、重要な監視エリアは録画FPSを高めに設定し、
    あまり重要でないエリアは録画FPSを低めに設定する事が出来るので、監視録画の効率を高めます。

    次に録画FPSにおいて注意が必要なのが、録画解像度とFPSの関係です。
    録画解像度が120FPSと表記されていた場合、滑らかな動画録画は可能になります。
    しかし、録画解像度を見ると「320×240(CIF)」となっている事がほとんどでしょう。
    一方、30FPSと表記されていた場合、例えば録画解像度「740×480(D1)」となっているとします。
    一見するとFPSが高い方が有利に見えますが、録画解像度を考慮した場合、
    120FPSの「320×240(CIF)」は30FPSの「740×480(D1)」の実に半分以下の録画解像度となってしまいます。
    これは録画したデータを再生した時に顕著に差が現れます。

    せっかく重要な映像が撮れたとしても、録画解像度が低すぎて人相が特定できない、どんな行動をしているのか把握出来ないのでは意味がありませんので、録画解像度も考慮した上でFPSを設定する必要があります。

    なお、監視録画を行なう上でフル動画(30FPS)である必要性は低く、
    録画を行う際、3~5FPSあれば、十分な撮影が可能だと言えます。

    ご参考までに各フレーム数の動画をご用意致しました。
    30FPS / 15FPS / 7.5FPS / 5FPS /  3FPS / 2FPS / 1FPS の7パターンをご用意しております。
    下記画面内の各ファイル名をクリックすると、それぞれの動画の再生が始まります。
    他のファイルを再生したい場合は、■再生停止ボタンを押すと、ファイルの一覧が表示されます。
    [例)30FPSを再生したい場合は30frame.flvをクリック、15FPSを再生したい場合は15frame.flvをクリックします]
    なお、2画面並べの比較をなさりたい方はフレームレートの違いのページをご覧ください。
  • ネットワーク機能
    DVRによってはネットワーク機能を搭載している製品があります。
    ネットワーク機能を搭載する事で、ブロードバンド環境の整備とネットワーク設定さえ行なえば、遠隔地からDVRにアクセスする事ができるので、ご自宅・出張先などの遠隔地のパソコンからライブ映像を見たり、録画データの再生を行なう事が出来ます。ネットワーク機能はDVRの機種により、その機能性は異なりますが、音声マイクをDVRへ接続する事で遠隔地の音声をモニターしたり、DVRの全ての設定操作を行なえたり、遠隔地からHDDへ録画データのバックアップを行なったりする事も出来ます。また、高機能モデルではCMS(中央管理ソフト)と言うソフトを用いる事で、複数拠点に設置してあるDVRを遠隔で一括で管理する事も可能です。
    なお、ネットワークの画像伝送方式には以下の伝送方式があります。

    ・M-JPEG (画像データが重く、ネットワーク画像転送にはあまり向いていません)
    ・MPEG-4 (画像データが軽く、ネットワーク画像転送に向いています)
    ・H.264 (画像データが大変軽く、画質も良い為、ネットワーク画像転送に向いています)

    ネットワーク画像伝送方式には高圧縮アルゴリズムを採用しているモデルの方がリアルタイムパフォーマンスに長けています。その為、ネットワーク機能を重視する場合はMPEG-4又はH.264を採用しているネットワーク機能搭載のDVRがお奨めです。

    ネットワーク監視イメージ
    ネットワーク監視イメージ

    また、近年スマートフォンが普及するにつれネットワークでの監視もスマートフォンを通してできるようになりました。 スマートフォンの代名詞ともいえる「iPhone」や「アンドロイド」端末からDVRへアクセスし遠隔の画像を外出先からも確認することができます。

    スマートフォンからの遠隔監視イメージ
    スマートフォンからの遠隔っ監視イメージ

    また製品によってはメール配信機能を搭載しているモデルもあります。
    DVRがアラーム検知したときに、その瞬間の映像をデジカメのように静止画にして、
    指定の携帯電話やパソコンなどにメール送信する事が可能です。
    メール配信機能搭載モデルも
    メール配信機能搭載モデルも


    ネットワーク機能は便利な大変便利な機能ではありますが、ネットワーク機能を利用するには
    固定IPアドレスを取得するか、DDNSサーバーの利用が必須となります。
    また、ルーター設定なども必要となりますので、やや難易度は高いかも知れません。
    それでもブロードバンド全盛期の昨今、チャレンジして見るのも良いと思います。
    ワイケー無線では設置工事からネットワーク機能の設定も行っておりますのでお気軽にご相談下さい。
  • その他選定のポイント
    DVRを選定する上で、その他の機能面では下記のポイントが重要になります。
    ・操作性
    日本語メニューの表示性能、操作パネルが扱い易いかどうか。
    PCに慣れている場合はマウス操作に対応可能かなども機器選定の際にポイントになります。
    ・録画方法
    スケジュール録画を行いたい場合は、スケジュール機能の充実度がポイントです。
    曜日、時間ごとに設定出来るかどうか、動体検知・アラーム録画を使用する場合は、併用可能かどうかなど。
    また、動体検知録画を行いたい場合は動体検知機能の機能性の高さがポイントです。
    検知エリアは細かく設定出来るか、感度の調整が細かく、尚且つ容易に行なえるか。
     ・音声記録
    映像だけでなく音声も記録したい場合、音声入力数と音声記録が可な数。
    入力数は4入力でも音声記録は1入力のみ等の場合もありますので、確認が必要です。
    ・バックアップ機能
    バックアップ方法は何に対応しているか。
    CD-R、DVD-R、USBメモリーへのバックアップ、ネットワーク経由でのバックアップなど。
    DVRは長期間バックアップは難しい製品です。
    基本的には証拠となりうる場面のみ、短時間のバックアップが推奨されています。
    管理上、長期間データの保管が必要な場合は、ハードディスク毎に保管する必要性も出てくると思われます。その場合はHDDの交換、管理を行なうか、脱着式ハードディスクユニット搭載モデルが扱い易くなります。

防犯カメラ・監視カメラを稼動する際の基本的な構成

防犯カメラを使用する為の基本的なシステム構成は・・・
  • 防犯カメラ・監視カメラ
    防犯カメラ・監視カメラ
    監視カメラで映像を撮影→[設置環境・設置目的に合ったカメラを設置します]
  • 監視用デジタルレコーダー・DVR・タイムラプスビデオ等
    監視用デジタルレコーダー・DVR・タイムラプスビデオ等
    カメラで撮影した映像を録画(記録)→[撮影した映像を証拠撮りの為にも録画する必要があります]
  • 監視用モニター・TVモニター等
    監視用モニター・TVモニター等
    監視している映像を映す→[撮影した映像を確認する為に必要です。映像入力付TVで代用できます]

▲この上記3つの構成が基本となります。
●その他、ご使用環境・目的に合わせた様々なオプションがあります。

  • CCTVレンズ
    CCTVレンズ
    レンズ別売タイプの場合→[撮りたい「距離」や「範囲」によって最適なレンズを装着します]
  • カメラ用回転台
    カメラ用回転台
    カメラを旋廻させたい場合→[カメラを旋廻させて、広範囲を撮影することが可能になります]
  • 画面分割器・画面切換器
    画面分割器・画面切換器
    複数のカメラを使用する場合→[複数のカメラの映像を1台のモニターで同時に見ることができます]
  • カメラ用ハウジングケース
    カメラ用ハウジングケース
    屋内用カメラを屋外したい場合→[カメラハウジングを使用する事で屋外での使用が可能になります]
  • ワイヤレスシステム・無線システム
    ワイヤレスシステム・無線システム
    配線を無線化したい場合→[カメラの映像信号を電波で送信し、配線を省けます]
  • ネットワークビデオサーバー・ネットワーク機能搭載DVR
    ネットワークビデオサーバー・ネットワーク機能搭載DVR
    遠隔地に設置したカメラ映像を見たい場合→[ネットワーク経由でリアルタイム監視ができます]

▲この他にもケーブルや電源等様々なオプションをご用意致しております。